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春走り
夕暮れのブランコ
レースのカーテン
灰色の眼
針の雨
距離感
時期はずれの休暇
アクア
夜明け
白熱灯
白日夢
ピアノ
「過去」を抱きしめる
西陽の想い出
みどりの話
ある女性の死
『針の雨』
細い針のような雨が落ちていく。鋭く。
私の差し立てたなんでもない傘が針の雫をあっさりと弾く。
突き刺さればいいのに、傘を突き破って私を刺せばいいのに。
けれど、傘は決して私を針の雨には触れさせない。
跳ね返った雨の雫が、針の鋭さを失って、足下にべったりとまとわりついてくる。
私は足下から侵食されていく。
2004.2
復活第一作はまだ短くしかかけない
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